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2026/09/09 09:45

米ビルボード、スマート・メディア・アルバムをチャート対象の販売形式に追加

 米ビルボードが、アルバム消費チャートおよびセールス・チャートの対象を拡大し、条件を満たすスマート・メディア・アルバムを新たに加えると発表した。この新しいアルバム形式のユニット・セールスを反映するよう更新されたルミネイトの消費データを活用する。

 現地時間2026年10月2日から8日の集計週より、一部のスマート・メディア・アルバムが対象となる。これは、新しい音楽テクノロジーや、ファンが音楽やアーティストを発見し、収集し、関わる新たな方法を認識しようとする米ビルボードの継続的な姿勢を反映したものだ。

 スマート・メディア・アルバムとは、有効化すると消費者を専用のアプリやウェブサイトへ誘導するフィジカル製品で、QRコード、超音波信号、NFCといった技術を使ってアルバムのコンテンツを解除できる仕組みになっている。これらの製品は音楽へのアクセスを提供するほか、専用のデジタル体験の中に限定的な追加のデジタル資産を含む場合や、スマート・メディア・アルバムのパッケージ内に定められた範囲のフィジカル資産を含む場合もある。

 スマート・メディア・アルバムの体験に含まれるかもしれないデジタル資産の例としては、追加の音源や映像コンテンツ、写真、歌詞、ライナー・ノーツなどが挙げられる。パッケージに同梱される追加のフィジカル・アイテムとしては、カードやステッカー、ポスター、ライナー・ノーツなどが含まれる場合がある。

 導入初期の段階では、対象となるスマート・メディア・アルバムの取引1件につき、米ビルボードのアルバム消費チャートの集計上0.5アルバム換算ユニットとしてカウントされる。同じ取引は、米ビルボードのアルバム・セールス・チャートでは1枚のフル・アルバム・セールスとしてカウントされる。この初期段階の方式は、この形式を認識しつつ、デジタルで有効化されるこの新しい製品が消費チャートにどう適合するかを米ビルボードが見極めるためのものだ。

 対象となるスマート・メディア・アルバムは、限定された供給業者・製造元グループによる承認済み製品でなければならず、アルバム1作品につき対象となるスマート・メディア版(UPC)は2種類までに限られる。現在承認されている供給業者・製造元は、IYK、KiTbetter、Serenade、Totem、WeVerse、Yoto、ZATAPだ。

 米ビルボードでチャート&データ・パートナーシップ担当執行副社長を務めるシルビオ・ピエトロルオンゴは、「ファンが音楽を体験し収集する方法は進化しており、米ビルボードのチャートもまた進化しなければなりません。対象となるスマート・メディア・アルバムを認識することで、チャートの手法を導く基準と誠実性を維持しながら、音楽に焦点を当てたテクノロジーをより幅広くランキングに反映できるようになります」とコメントしている。

 ルミネイトのチーフ・データ・オフィサーを務めるグレン・ウォーカーは、「ルミネイトの役割は、ファンがアーティストにアクセスし支える手段の広がりを含め、音楽ビジネスの全容を反映することです。スマート・メディア・アルバムの追加によって、新興のフォーマットや収益源が業界のデータに正確に反映されるようになります」と述べている。